シンセサイザーとキーボードは見た目が似ているため、違いが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
さらに、midiキーボードや電子ピアノ、エレクトーンなど、鍵盤楽器にはさまざまな種類があります。
本記事では、それぞれの特徴や選び方、おすすめモデルまで、分かりやすく解説します。
あなたにぴったりの1台を見つけるヒントにしてみてください。
- シンセサイザーとキーボードの違い
- キーボード、シンセサイザーとエレクトーンの違い
- シンセサイザーとmidiキーボードの違い
- シンセサイザーと電子ピアノの違い
- シンセサイザーのおすすめと初心者の選び方
シンセサイザーとキーボードの違いは?
シンセサイザーとキーボードは見た目が似ていますが、目的や機能、使い勝手に大きな違いがあります。
ここでは両者の特徴を比較しながら、選び方のポイントを解説します。
シンセサイザーの特徴
シンセサイザーは、電子回路を使ってさまざまな音を合成・作成できる楽器です。
最大の特徴は「音作りの自由度」にあり、波形やフィルター、エフェクトなどを駆使してオリジナルの音色を作り出せます。
音楽制作やライブパフォーマンス、効果音作成など、幅広いジャンルで活躍します。
- スピーカー:基本的に内蔵していません。外部スピーカーやヘッドホンが必要です。
- 音色数・アレンジ:数百〜数千の音色が内蔵され、さらに自分で音色を編集・作成可能です。
- 機能:エフェクトやシーケンサー、サンプラーなど多機能。音楽制作にも対応。
- 鍵盤タッチ:軽めのものが多いですが、モデルによってはピアノタッチも選べます。
- 選び方:音作りや楽曲制作をしたい方、バンドやライブで個性的な音を出したい方におすすめです。
キーボードの特徴
キーボードは、あらかじめ多彩な音色が内蔵されている電子鍵盤楽器です。
ピアノやオルガン、ストリングスなどの音色をボタン一つで簡単に切り替えられますが、音色自体を細かく編集することはできません。
- スピーカー:ほとんどのモデルで内蔵されており、電源を入れるだけで音が出ます。
- 音色数・アレンジ:数十〜数百の音色がプリセットされており、簡単に呼び出せますが、音色の編集はできません。
- 機能:自動伴奏やリズム機能など、初心者や子供向けのサポート機能が充実しています。
- 鍵盤タッチ:軽いタッチが主流で、ピアノのような重さはありません。
- 選び方:気軽にいろいろな音で演奏したい方や、初心者・子供の練習用におすすめです。
シンセサイザーとキーボードの違い
項目 | シンセサイザー | キーボード |
---|---|---|
スピーカー | なし (外部接続が必要) | あり (本体のみで音が出る) |
音色編集 | 可能 (自由度が高い) | 不可 (プリセットのみ) |
音色数 | 多い (数百~数千、編集可) | 少なめ (数十~数百、編集不可) |
機能 | 音楽制作向け多機能 | 自動伴奏など初心者向け機能 |
鍵盤タッチ | 軽め~ピアノタッチまでモデル多様 | 軽いタッチが主流 |
用途 | 音作り・制作・ライブ | 練習・趣味・入門 |
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キーボード、シンセサイザーとエレクトーンの違いは?
キーボードやシンセサイザー、エレクトーンはすべて鍵盤楽器ですが、その構造や演奏スタイル、用途に明確な違いがあります。
エレクトーンはヤマハが開発した電子オルガンで、上鍵盤・下鍵盤・ペダル鍵盤の3段構成が特徴。多彩な音色と自動伴奏機能を備え、一人でアンサンブルのような演奏が楽しめます。
- スピーカー:本体に内蔵されており、設置すればすぐに音が出ます。
- 音色数・アレンジ:数百~数千の音色が内蔵されており、一部音色編集も可能ですが、シンセサイザーほど自由度は高くありません。
- アレンジ機能:自動伴奏やリズムパターン、ペダルやレバーによる音色・音量コントロールが可能。
- 鍵盤タッチ:タッチは軽めで、両手両足を使ったダイナミックな演奏が特徴。
- 用途:音楽教室やアンサンブル、ステージ演奏など幅広く活用されています。
キーボード、シンセサイザー、エレクトーンの違い
項目 | エレクトーン | シンセサイザー | キーボード |
---|---|---|---|
鍵盤構成 | 3段 (上・下・ペダル) | 1段 | 1段 |
スピーカー | あり | なし | あり |
音色編集 | 一部可能 (自由度は低い) | 可能 (自由度が高い) | 不可 |
自動伴奏 | あり | モデルによる | あり |
用途 | アンサンブル・教室・演奏 | 音作り・制作・ライブ | 練習・趣味・入門 |
シンセサイザーとmidiキーボードの違いは?
MIDIキーボードとシンセサイザーは見た目が似ていますが、役割がまったく異なります。
シンセサイザーは、音源と鍵盤が一体になった「音を作り出せる楽器」です。単体で音が鳴り、音色の編集や演奏が可能です。
MIDIキーボードは、音源を持たない「入力装置」。パソコンや音源モジュールと接続し、音楽ソフトのソフトシンセを鳴らすためのコントローラーです。単体では音が鳴りません。
- スピーカー:MIDIキーボードにはなし、シンセサイザーも基本的に内蔵しません。
- 音色数・アレンジ:MIDIキーボードは音色を持たず、シンセサイザーは多彩な音色と編集機能を持ちます。
- 鍵盤タッチ:MIDIキーボードは軽量・コンパクトなものが多く、鍵盤数も49鍵以下が主流です。
シンセサイザーと電子ピアノの違いは?
電子ピアノは「ピアノ演奏に特化した電子楽器」で、アコースティックピアノの鍵盤タッチや音色再現を重視しています。
一方、シンセサイザーは「音作りや楽曲制作」に特化し、多彩な音色や機能を持ちます。
- 用途:電子ピアノはピアノ演奏や練習、シンセサイザーは音楽制作やライブ、音作りに向いています。
- スピーカー:電子ピアノは内蔵、シンセサイザーは基本的になし。
- 音色数・アレンジ:電子ピアノはピアノ系音色が中心で数種類〜数十種類程度、シンセサイザーは数百~数千の音色を搭載し、編集も可能。
- 鍵盤タッチ:電子ピアノはピアノに近い重いタッチ、シンセサイザーは軽めが多い。
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シンセサイザーのおすすめは?
では、特に人気・評価の高いシンセサイザーを3機種ご紹介します。
おすすめ① Roland JUNO-DS61
- 特徴
- 61鍵盤、128音同時発音、1200以上の高品質な音色、録音や編集機能、ボーカル入力やボコーダー機能搭載。
- おすすめポイント
- シンプル操作で初心者からプロまで幅広く対応。ライブでも使いやすい軽量設計。
おすすめ② KORG KROSS2-61-SC
- 特徴
- 61鍵盤、1900以上の音色、サンプリング・録音・シーケンサー機能、電池駆動対応。
- おすすめポイント
- 持ち運びやすくライブや制作に最適。豊富な音色と多機能でコストパフォーマンスも抜群。
おすすめ③ YAMAHA MODX7
- 特徴
- 76鍵盤、2000以上の音色、録音・編集機能、ボーカル入力やボコーダー搭載。
- おすすめポイント
- 高性能で多機能。ライブや制作、幅広いジャンルに対応できる万能モデル。
シンセサイザー初心者の選び方は?
シンセサイザー選びで失敗しないためのポイントを5つにまとめました。
1.使用目的により使いやすいものを選ぶ
自宅での練習、ライブパフォーマンス、作曲など、使うシーンによって最適なシンセサイザーは違います。
まずは「どんな場面で使いたいか」をイメージしてみましょう。
2.どんな機能があるか確認する
エフェクトや録音、シーケンサーなど、シンセサイザーによって搭載されている機能はさまざまです。
やりたいことに合った機能があるかをしっかり確認しましょう。
3.鍵盤数を確認する
鍵盤の数は演奏の幅や持ち運びやすさに直結します。
ピアノ経験者なら88鍵、気軽に持ち運びたいなら61鍵など、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
4.音色の種類や音質を確認する
自分の好きなジャンルや表現したい音が出せるかは重要なポイント。
実際に音を出してみて、納得できる音質かどうかをチェックしましょう。
5.キータッチ感を確認する
弾き心地は演奏の楽しさを左右します。
店頭で実際に触ってみて、自分の指にしっくりくるタッチを見つけてください。
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シンセサイザー キーボード 違いについて知恵袋などに投稿される質問4選
まとめ:
シンセサイザー、キーボード、エレクトーン、MIDIキーボード、電子ピアノは、それぞれ特徴や用途が異なります。
シンセサイザーは音作りや楽曲制作に最適で、音色編集の自由度が高いのが最大の魅力です。
キーボードやエレクトーンは、手軽に多彩な音色や自動伴奏を楽しみたい方に向いています。
MIDIキーボードは音楽制作の入力装置として、電子ピアノはピアノ演奏に特化しています。
初心者の方は、使用目的や必要な機能、鍵盤数、音色、タッチ感をしっかり確認し、自分に合った1台を選ぶことが大切です。
シンセサイザーは奥が深い楽器ですが、選び方のポイントを押さえれば、音楽の世界が大きく広がります。
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